Monday, April 20, 2009

xxとyyのあいだ

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①生物と無生物のあいだ <福岡伸一>

一月程前に読んだ本。何と今更。
世を賑わせた当時、何人もから内容を聞いてしまっていたために、わざわざ買って読む気をなくしていたのだが、春の自己紹介シーズンに向けてちゃんと読むことにしたもの。バイオ系の出身だというと、大体この本の話になる。あまりにも売れすぎた本ゆえ、職場でもかなりの人が読んでいて、その流れは避けられない。ならば読んでおこう、という不純な動機。

しかし結果として読んで良かったなというのが正直な感想だった。
DNAとかアミノ酸にときめいた中・高生のころの感覚が懐かしくも蘇ってきて、時間感覚の不思議な錯綜を感じずにはいられなかった。こういう本はやはり面白い。パラサイト・イヴやリングシリーズもそうだった。ストーリーとスピード感を伴ったバイオ。
結局、リアルな研究現場と研究者としての生き方が、描いていた像とはだいぶ異なるものだったことを知り、早々に方向転換することになったが、今でも興味はある。素直に面白いと思える。

サイエンスの一部分を新書という形式で描いた本書がこれほどまでに売れた理由が著者の類稀なる表現力、ストーリー構成力であることは論を待たないのだろうが、それにしても何だろう、このテンポ感は。本書の内容は実際、結構難しいものだが、多くの人は何となく「わかった」のではないだろうか。僕が読みやすかったのは何もこの分野の知識を持っているからだけではないだろう。
残念なことに本書が本質的に(表現力とかを超えたところで)なぜこんなに不思議な読みやすさ、わかり易さを生み出しているかは、僕にはさっとの一読では分からなかった。ただ、文を書く際に非常に参考になる本だということは分かった。また読みたい。

ちなみに、『冷静と情熱のあいだ』は好きです。福岡さんもきっと好きなんだろう。自著のタイトルを嫌いな小説のタイトルには似せまい。


②株式会社の基本 <柴田和史>

新会社法の基礎がコンパクトに纏められた本。
僕は以前、ビジネス実務法務検定2級なんて試験を受けては見たものの(一応合格)、法律にはかなり疎い。そして嫌いな分野だ。子供染みてはいるが、法律とかルールとか、そういう縛りがたまらなく嫌だ(もちろん法律のおかげで守られているし、生きれている)。
しかし、会社をやる場合や、起業こそしなくても経営者目線で仕事をするにあたっては法律を知らないわけにはいかない。知らぬうちに法律違反で捕まってしまった、なんてこともザラに起こりうるということが分かってきた。ビジネスの世界より法律の方が高いところにあるので当たり前といえば当たり前だが…。
株式会社に関する法律だったり基本的な仕組みを知らない人にとって、本書は非常に費用対効果の高い一冊になると思う。レベルも平易で、一冊読めば何となく会社のことが分かるようになる。ニュースを毎日見て断片的な知識を繋いでいってももちろんいいが、こういう本も悪くない。
 

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