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人生は終わりのない旅のようだ、とはよく言う。
僕自身、そう思うこともある。
だけど、人生は終わりのある旅だと思うことが大事なんじゃないかと思う。
人生だけではない。
終わりがあることを知ったとき、ものごとの輝きが急に増すことがある。
終わりがあることを知ったとき、時間が進むのを貴重に感じるようになる。
終わりがないような平坦な毎日を過ごすなかで、その終わりを発見したとき、人は自分の中に何かを見つけることができる。
自分を包む時間の全てに終わりを感じること、それで明日はきっと変わる。
あとどれぐらいであなたの何が終わってしまいますか?
Wednesday, March 23, 2011
終わりのある旅
Posted by Leolio At 01:43 4 comments
Label : thinking
Tuesday, March 22, 2011
アルケミスト
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アルケミスト -夢を旅した少年 <パウロ コエーリョ>
ひょんなことで題名を聞いたのをきっかけに、何年かぶりに読み直した。
いい本だという記憶はあったが、当時の自分には今と比して響く部分が少なかったように思う。それがこんなにもしんみりと意味を噛みしめながら読む日が来るとは。僕もずいぶん大人になってしまったということだろう。また何年後かに読んだらもっと分かる部分が増えそうだ。いつまでも夢を語れる大人、そして、夢に向かっていつも歩いている大人でいたい。
短い本で、ストーリーはここに書くまでもない。読んだことがない人がいれば、何か気持ちが晴れないときに手にとって読むことをおすすめする。能がないが、書きとめておきたいフレーズのメモにとどめる。
・夢が実現する可能性があるからこそ、人生はおもしろいのだ。(p16)
・時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ。(p28)
・いつも「はい」と「いいえ」で答えられる質問をするようにしなさい。(p37)
・幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ。(p40)
・本当に起こっていることではなく、自分がみたいように世の中を見ていたのだ。(p49)
・彼女は、男は戻ってくるために遠くへいかなければならないと知っている。それに、彼女はすでに自分の宝物を見つけたのだ。それはおまえのことだ。だから、彼女はおまえにも、おまえが探しているものを見つけてほしいと思っているのだ。(p140)
・おまえをオアシスに引き止めたものは、二度と帰って来ないのではないかというおまえ自身の恐れだったからだ。その時、おまえの宝物は永久に埋もれてしまったと、前兆は語るだろう。(p142)
・男が自分の運命を追求するのを、愛は決して引き止めはしないといことを、おまえは理解しなければいけない。もし彼がその追求をやめたとしたら、それは真の愛ではないからだ……大いなることばを語る愛ではないからだ。(p142)
・人は愛されるから愛されるのです。愛に理由は必要ありません。(p144)
・地球上のすべての人にはその人を待っている宝物があります。(p155)
・夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ。(p168)
Posted by Leolio At 23:45 0 comments
Label : books