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①図で考えるとすべてまとまる <村井瑞枝>
『ハイコンセプト』の流れを受けて…
あまりにも経歴が面白い著者による新刊をついつい買ってしまった。
高卒→辻調理師専門学校(調理免許取得)→米ブラウン大(アート専攻、この間ボローニャ大、RISDに留学)→JPモルガン→BCG→レストラングループの戦略プロデューサー(現在)
まさに、"The MFA Is the New MBA"の実例とも言えるようなキャリア。面白すぎる。コンサルならともかく、金融機関でどんな仕事をしたのだろう。
と、ここまでは本書を読む前の感想にすぎないが、肝心の中身はというと…これがちょっと残念、非常にありきたり。この人ならもっといろいろなことが書けるのではないかと思うのだが、もはや僕でも書けるような感じ。ハッとするようなセンスだったり発想というものがない。次作に期待するしかない。日頃からまったく図を書いたりしない人、PPTのスライドを作るときに表現方法が浮かばなすぎて困っている人などは一読の価値あるものの、イマドキのビジネスパーソンには不要かも。
②毎朝1分で人生は変わる <三宅裕之>
先輩にもらった本。タイトルからは、早起きして何かちょっとしたことを習慣づけてより良くなろう、というような内容かなと思っていたのだが、意外と「朝」であることのウェイトが低かった。普通の自己啓発本という感じで、その中でも「軽い」ものを集めたという印象。ただまぁ、その軽いことを継続できるかというのが一番大事だったりするのでバカにはできない。
以下にいくつか内容メモ。
・毎日の小さな変化により遠心力が働く(p35)
・後回しにしている大事な仕事に毎朝最低5分真剣に取り組む(p37)
→これは確かにいい試み。短時間で簡単にできてしまうようなことはサクサク進む。一方で、緊急度と重要度を2軸としたマトリックスで緊急度低・重要度高に入る仕事で、特に考える時間を要するものは後回しになりがち。無理矢理でもその仕事用の時間を朝にとることで意外に進んでいく可能性がある。意識的に実践しようと思う。
・チャンスが来ればそれは神様からのGoサイン(p70)
・怖いと思ったらそれはGoサイン(p96)
→迷わず飛び込めと。「怖い」という感覚とドキドキ・ワクワクとは同方向のベクトルだと著者は言う。自信なんてなくてもいいからとりあえず飛び込んでしまう。「言うは易し」だが、そういって言い訳をすることなく常に心に留めておくべきか。
・今の状況は自分の意志で選んでいる(p82)
→全く同感。というか同じことをよく言っている。物理的に不可能なこと(今10mジャンプするとか)以外のほとんどことは自分の意志で選んでいる。5秒後の行動も明日会社に行くことも…全て自分の意志で体を動かしている。自分の意志で行っていることにはもっと真剣になっていいと思うし、言い訳をしてもしょうがないということ。最近はこの考えをかなり大事にしている。
・起床報告mail(p114)
・自分の「ルール」を決める(p132)
→ちょっとしたことだけどいいかもしれない。僕もどうしても自分に負けてしまうので…
・何かをやめる=実は何かを生み出している(p195)
→「やめる」ための士気アップに。
Monday, October 12, 2009
MFA型キャリアの著者の本
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