Sunday, December 20, 2009

イタリアの旅2 -アマルフィ・青の洞窟~南部の情緒-

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ローマを離れ、サレルノ経由で向ったのはアマルフィ。
鉄道駅のあるサレルノとソレントを結ぶ海岸線の中間地点に位置するのがアマルフィだが、その道のりは険しい。ほんとにこんな断崖絶壁の曲がりくねった道をバスで進むことができるのか…スリリングな思いの連続を乗り越えて到着したのは夕方で、美しい海岸線と、夕日に照らされオレンジ色に染まった白色の家々の風景が一気に目に飛び込んできた。すぐに世界遺産・アマルフィ海岸の魅力の虜になった。

いまだかつて見たことのない都市の形に惚れ込むとともに、一つひとつの建物、道、そして物語が長い時間をかけてこの街を造り上げたのだと感じた。ひっそりとはしているもののリゾート地。にもかかわらず、そこには確かな人々の暮らしがあった。スーパーや薬局も多く、観光客ではない、地の人々の生活が普通にある。こんなところで2年も暮らしたら人生観の一つも変わってくるだろうなと感じた。賃貸物件を並べる不動産屋もポツポツとあったが、安いところであれば月€500。意外と現実的だ。

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アマルフィの魅力は海の青と建物の白とのコントラスト。それを支える緑と太陽の光とがいろいろな表情を作る。垂直方向に重ね重ね建てられた白い建物群の中は迷路のような細い道が続き、そこには治安のいい、ほのぼのとした街の空気が流れている。朝と夜の薄暗い感じもまた趣深い街だった。

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切立った崖には名産である柑橘類の段々畑が伸び南イタリアの情緒が感じられる。

たまたま選んだホテルもオーシャンヴューの素晴らしい部屋で、もうどれだけでもここにいれるという思いを残しながら、次の地へ向った。また訪れたい。

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カンツォーネ「帰れソレントへ」や工芸品の街として有名なソレントを経由してナポリへと向った。ソレントでは工芸人の血が騒ぎ、その心意気を持ち帰るべく、しっかり購入。写真の中の一つが今我が家にある。

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ナポリは大きな港町特有の治安の悪さを感じたが、南部の"都市"を見るという意味では一巡りして良かったと思う。唄で有名なサンタ・ルチア港にも足を運んだ。横須賀の欧州版?といったところか。
ナポリは、街自体の観光というより、どちらかというと"拠点"として滞在。鉄道で世界遺産のポンペイ遺跡に行ったり、フェリーでカプリ島に行ったりした。

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カプリ島は、青いパッケージのh&sシャンプーのCMでも(たぶん)使われている「青の洞窟(Grotta Azzurra)」で有名。今回ももちろんそれを見に行った。洞窟への入り口はかなり狭く、手漕ぎボートの中に寝る形で入っていく。故に、天候や潮の状態によっては入れないことも多いらしく、今回はラッキーだった。そもそもイタリアで最も降水量の多い11月にも関わらず、この旅では一度も雨に合うことがなかった。晴れ男としか言いようが無い。

洞窟の中にいたのは多分ほんの数分だったと思うが、言葉では言い表せない幻想的な空間が広がっていた。これがどのようにして自然にできたのか全くわからない。何故にここまで洞窟の奥まで碧いのか。奇跡とはこのことだ。そしてよくこんな小さな洞窟を発見したなと。いつ見れなくなるかわからないぐらい繊細なバランスによって造られているこの空間を肌で感じることができて良かった。実はそのfragileな様子が見るものに一層美しさを感じさせるのかもしれない。

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洞窟へは、こうして入る。ほんとによく発見したな…
 

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