Sunday, March 07, 2010

Thought Leader

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"Thought Leader"

独自の意見や想い、アイデアを第一人者として発信し、社会の関心・議論を呼び起こす、巻き込む、変化を創りだそうとする。そうしたおぼろげなイメージでこの言葉を捉えていた。

Wekipediaの第一文によれば、

A thought leader is a futurist or person who is recognized for innovative ideas and demonstrates the confidence to promote or share those ideas as actionable distilled insights (thinklets).

http://en.wikipedia.org/wiki/Thought_leader

最近仕事において、この"Thought Leader"について考えなおす機会があった。というか主張している方がいた。そして今さらながら、麻生太郎氏(当時外務大臣)の著書や演説の中で触れられていることを知った。

麻生氏は"Thought Leader"を「実践的先駆者」と訳し、次のように述べている。

--Quote--
「ソート・リーダー」とは、この言葉が生まれた米国ビジネス界での正確な定義はいざ知らず、わたくしに言わせれば、他人(ひと)より先に難問へぶち当たらざるを得ない星回りにある者のことです。難問であるからには、なかなか解くことができません。けれども解決しようとしてもがく、その姿それ自体が、ほかの人たちにとって教材となるような人――。そういう人を「ソート・リーダー」といいます。
--Unquote--

引用元:http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/press/enzetsu/17/easo_1207.html

問題を解決できるに越したことはないが、たとえ解決できないにしてもそれにチャレンジするということはそれだけで大きな流れを生み出す。物事を前に進める。「他人より先に難問へぶち当たらざるを得ない星回りにある者」が問題を解決できないことに怯え、チャレンジしないという事態は、その人の所属するグループ全体の停滞を意味する。フロンティアにいる者がリスクを取れない、もがけないような評価制度、報酬体系は是正されるべきで、また、各人は自分がフロンティアにいるかいないかに関わらず麻生氏の述べるような"Thought Leader"を目指すべきだろう。

自分や自分の所属組織が"Thought Leadership"を欠いていないか、これは今後生きていく上で重要な視点であるように思う。逃げてはいけない。
 

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