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プレゼンテーションZen <ガー・レイノルズ>
日本で出版されてわりと早いうちに買ったのだが、積読期間長く、今日やっと読んだ。
内容自体はそれほど新しいという感じはしないが、ジョブズやアル・ゴアのプレゼンを見ていてかっこいいな、わかりやすいな、と感じるそのエッセンスが本書にはある。大事なのは、こういう本が世界的に受け入れられること。多くの人に読まれること。頭を柔らかくさせること。
本書のみならず、多くのプレゼンの本に書いてあることだが、大事なのはオーディエンスとの"共感"である。だからオーディエンス次第で内容も喋り方も変わるのだが、オーディエンスの間に偏見があると、やはりやりにくい。本当は、本書のようなプレゼン方法の方が感動させる力、記憶に残す力、アクションに繋げる力…が強いのに、オーディエンスにその準備ができていないと、素晴らしいはずのプレゼンも「けしからん」ものになってしまう。
本書がもっと日本で読まれ、SlideShareにも日本人の素晴らしいプレゼンが溢れることを祈る。
僕個人としても、会社でプレゼンをする際、もう少し崩したスタイルで攻めてみようかとあらためて決意。
以下いくつかポイントをメモ。
・「他者は我々にインスピレーションを与え、情報は我々に知識を供給し、訓練はパフォーマンスを向上させる。しかし、物事を解明し、新たな発見をもたらし、独創的な答えを探り当てるためには、静寂の時間が必要である。」(p69)
・プレゼン用のスライドと配布資料は別。"スライデュメント"はやめよう。(p78)
・心に残るアイデアには6つの共通の法則"SUCCESs"がある。(p88)
simplicity, unexpectedness, concreteness, credibility, emotions, stories
・プレゼンテーションの目的は情報を提供することだけではない。(p111)
・「我々の人生は、細部を気にすることによって浪費されている ― 単純化だ、単純化するのだ」(p114)
・画像を使って視線を誘導する。(p161)
・バランスの取れたデザインは、明確な一つのメッセージを持っている。うまく構成されたスライドは、最初に目を引く部分がはっきり決まっており、その後も人々の視線を巧みに誘導していく。聴衆はどこを見るべきか「考える」必要がない。(p162)
・デザインとは形を認識し、それを巧みに操ることである。(p162)
・ステージに立っているとき、スティーブはある意味でアーティストである。どんなアーティストでもそうだが、彼もまた練習や経験を通じて技術や手法を磨いてきた。(p207)
何れにしても良書です。
ワクワクしてしまい、久しぶりにSlideShareサーフィン、stockphotoサーフィンにだいぶ時間を使ってしまった。
Monday, April 05, 2010
Presentation Zen
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