Saturday, February 13, 2010

メルシャンのバレンタイン

------------------------------------------------------------------------------------


好きとありがとうは、どっちも告白だと思う。

メルシャンのバレンタイン。Love More!


メルシャンのポスター広告が地下鉄駅構内にあったのを見かけた。
ワイン・アンバサダーとして押切もえを起用。

しかしこのコピーは"?"と思う人の方が多いのではないか?
せっかく大々的に広告打ってるのに、もったいない気がする。

メルシャンの狙いは次の2点だろう。
①チョコ以外のものをプレゼントに。具体的には、ワイン。
②贈るのは異性以外にも。「友チョコ」の発想の強化・拡張。

既存の文化・風習に対し、二次元変化(贈るモノ・贈る対象の2軸)で新しい市場を創る。そういう戦略は好き。頭を柔軟にすれば、この発想でかなりチャンスは拡がると思う。世の中には凝り固まった風習がいくらでもある。

ただ、定着した風習から消費者の発想を解放させるには、ストレートな方がいいと思う。ストレートな広告を打つことにあまりリスクはないと思うし。
若い女性が母親のグラスにワインを注ぐとか、ワイン瓶を手渡す、とか。僕だったらそういう絵にして、コピーもわかりやすいものにする。


それはそうと、バレンタインのシーズン、ワインの売上はどれぐらい伸びるのだろうか?
 

2 comments:

Ryota said...

純然たるワイン愛飲家からすると、やっぱり商業的なイメージしか湧かないけど…(苦笑)

それでも、ワイン文化を西洋発のイベントとリンクさせることで、何とか日本に広めようとするメルシャンの戦略は素直に評価したいわ。

昨年と同様に、今後はさらに春先に「花見とロゼワイン」のキャンペーンを展開しようとしてるらしいよ。

個人的にロゼワインは、肉・魚・野菜を問わず、普段の日本の家庭料理に合うと思うし、もっとカジュアルに広まっても良いと思う。

Leolio said...

確かにRyotaは"純然たる"愛飲家だわw

メルシャンみたいな立ち位置の企業にとってはパイを膨らますことがかなり重要だろうからね。まだまだ日本での大衆ワインの市場規模って小さいし。

バレンタインのチョコとメルシャンがカバーしているワインの価格帯には大きなズレがないことを考えても、チョコ文化の代わりとしてワインを差し入れていく戦略はGoodだろうね。

ロゼはさっぱりしてて好きだわ。むしろ普通の赤ワインより。