Friday, February 15, 2008

PIECE OF PEACE

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PIECE OF PEACE
WORLD HERITAGE EXHIBIT BUILT WITH LEGO


に行ってきた。(parco-art.com : http://www.parco-art.com/web/index.php)
LEGO で世界遺産を作ろうというおもしろい企画で、実は今回が2回目。
多くの作品が写真OKだったので、一部をここに載せたいと思う。





 




中でも秀逸だなと感じたのがこちらの「厳島神社」
日本の世界遺産は他にも金閣寺や首里城、法隆寺、白川郷の合掌造り集落などがあったが、僕は特に厳島神社に日本の繊細さを感じた。(LEGO建築での話だが)
日本の文化、遺産はスケールこそ世界各国と比べると小さいかもしれないが、やはり独特の安堵感を得られる。僕が日本人だからだろうか。

もう一つ非常に良かったのがインドのタージ・マハル。
LEGO建築を見ていると、やはり向き不向きがあるように思う。形の面ではある程度似せて作ることができるのだが、色が限られているため LEGOパーツの色が実物の色にかなり近い場合で、かつ一色に近いような建造物ほど良くできているように見える。厳島神社もなかなか赤みがいい具合なのだが、タージ・マハルはカラーの面でジャストミート。LEGO で作ったとは思えないぐらい美しかった。


今回の 世界遺産 built with LEGO 展 で思ったことは2つに集約された。
一つは、人間の歴史・文化は素晴らしいということ。近年、人間は地球に巣くう悪なのではないか?という考えが環境破壊や戦争とともに拡大し、僕自身もそう思ってしまうことも多かった。先端科学技術を間近で見るような場所にいるとなおさらだ。しかし一方で人間が作り出してきたもの、先人が生み出してきたものに対しては無意識のうちに感動がこみ上げてくる。自分の存在自体が遥か昔に地球に住んでいた人々とつながっていると考えると、人類の営みを地球外からの目線で冷ややかに見るということはどうしてもできないのだ。歴史の一部分を否定することはできるけれども、人類が地球に蔓延り今に至るまでの歴史全体を否定することはできない。僕が同じ「人」という種だからなのかもしれない。

もう一つは LEGO 。玩具として素晴らしいと思う。
僕は LEGO ももちろんやったが、もう少しパーツが大きいダイヤブロックで育った子供だった。両者とも子供の無垢な創造力を伸ばすというか、これだけためになって面白い玩具はなかなかないと思う。パルコ内にあった LEGOコーナーで久しぶりに少し遊んでしまったのだが、大人になってやってもやはり面白かった。自分の子供ができたら絶対に与えてやりたい玩具だ。僕の子供ならハマること間違いないだろう。
TVゲーム市場で鎬を削るのもいいけど、玩具メーカーには、子供の遊びを豊かにするものをこれからも数多く生み出して欲しいものだ。 
 

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