Sunday, April 13, 2008

Beach World

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「ビーチ・ワールド」ってご存知?
3,4年前に少しばかり世間を沸かせたという記憶がある。
当時かなり興味を持ったのだが、それほど安くもないので買おうかどうか迷っているうちに忘れてしまっていた。
そんな名前も忘れていた「ビーチ・ワールド」を最近、ひょんなことで思い出してググってみると、どうも売り切れ中な模様…
今すぐに欲しいというわけではないが、やはり興味はある。

ところでこのビーチ・ワールド、上の画像からはオシャレな熱帯魚飼育キットみたいなものを想像されるかもしれないが、不思議な「飼育キット」なのだ。
不思議で魅力的な点は2つ。
第一に、餌をやらなくても小エビが生きていけるという点。
第二に、水を換えなくてもいいよいう点。

このガラス球体(小さな地球)の中には小エビや藻、バクテリアなどが生息しているのだが、
藻が光合成で酸素を作り出す
⇒小エビが呼吸可能
⇒小エビの呼吸で生じた二酸化炭素で再び藻が光合成
というようなサイクルができている。
と同時に、小エビは成長した藻を食べるため、餌をやらなくても生きていくことができるという仕組みになっている。
つまりは一定量の光とある程度に保たれた温度という2つの条件のみを用意すれば、あとは外界から何かを加えなくても、ビーチ・ワールドは平和な時を刻むことができるというわけなのだ。

ルナエンバシー社のWebサイトから引用すれば、

『ビーチワールドは、将来の宇宙探査やスペースコロニーで必要とされる「人類や植物、昆虫などの生命体がいきてゆくことの出来る人工生態系」の実現を目的として、BIOSPHERE2(人類が宇宙などで
完全密閉空間で生活できるのかというプロジェクト)の研究者によって開発され、NASAスペースシャトルとロシアのミール宇宙ステーション内での研究で利用されたものです。』

という代物。

いやはや、興味深い…
ちなみに、容器のデザインはいろいろある模様だが、個人的にはやっぱり小さな地球ということで完全な球体が好みです。

    
 

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