Monday, October 27, 2008

株とギャンブルとマーケットと

------------------------------------------------------------------------------------
  

ネコでもわかる株の売買
90分でわかる株・証券の仕組み

本棚に長いこと眠っていた株の本を週末にぱらぱらとめくった。2冊ともけっこう古い本なので制度的にも相場的にも?時代錯誤の感が否めない感じではあるが、ちょっとした相場用語のおさらいという意味と、当時の株入門本はどんな教えをしていたんだっけかという純粋な興味で読んだ。もちろんかなりざっくりと。
感想としてはすごく素直なテキストだなという感じ。ただやはり「株はギャンブルとは違って真面目なものだよ(リスクはあるけど)。さぁ始めよう!」というのがスタンス。

このような古い本と今の市況とを比較すると何だか滑稽に思える。当時から投資を続けてきたネコも今は真っ青だろう。
本の内容はどうでもいいとして、Volatility の高いものへの投資は株だろうが債券だろうが為替だろうがギャンブルに他ならないと思う。「よほどの玄人」でない限り、今株式に投資することがギャンブルでないなんて言えない。この議論はよくなされるところで、大抵の教科書では「株はギャンブルではない」が答えになっているのだが、それは多分に経験論だと思う。たまたま、セオリーを守って、しっかり勉強してまっとうに投資すれば勝つ確率が負ける確率より高かったという経験がまたセオリーを生み、それが脈々と続いていただけ。そうして作られた、且つ数式を使った理論とも一致する「分散投資&長期保有」なんていう絶対的なセオリーも今ではクエスチョンマークだ。

パラダイムが変わりつつあるのだから、ギャンブルであること、もしくはギャンブル性が極めて強いことをしっかり認識することが素人にとって一番大事な姿勢ではなかろうか。従って、やるならギャンブルの鉄則である「Scared Money には手を出さない」ことをまず守って今のマーケットを"遊ぶ"べきだろう。
僕はというと、日本株なんかは買いたいところだけど、ラスベガスでのルーレットを思い出して踏みとどまっている。今がいくらかなんて関係ないんだよ、きっと。過去の数字と比較しても意味がないんだよ。テーブルの上には世界中の人々の不安と欲望が蠢いている。

話は少し変わって明日(というか今日)の仕事の方。
あと4時間半後には起きて会社行ってロイターのスイッチ入れるわけだけど、あまり行きたくないというのが正直なところ。下馬評では下げ材料ばかりで僕自身もあんまりいい気分はしない。金曜に虐殺相場を呈した為替もね。ここ2ヶ月間ぐらいのどの通貨の対円チャートを見ても、PCのモニタが右に傾いてるのかという錯覚までは起きないものの、そんな感じ。もはやイギリスかオーストラリアかニュージーにでも旅行に行きたい。


PS.
「今の相場は異常。」そうやって思うこと自体が実は間違いだったり。
異常というのは通常あっての概念。これまでのマーケットは通常だったのか?
静寂と激動を共に孕んだマーケットこそ"通常"、"フツー"なのではなかったか。
 

No comments: