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音楽は自由にする <坂本龍一>
最近刊行の坂本龍一自伝。
「音楽は自由にする」というのは何か含みがあるような日本語だが、独題の"Musik macht frei"はおそらく、かの"Arbeit macht frei"のフレーズを文字ったものだろう(大学時代のかすかなドイツ語勉強、これがひらめく程度には残っていてよかった…)。坂本龍一は芸術家であり思想家、かつかなり博識な人物なので、発する言葉の一つひとつの含みを探りたくなる。
本書はただの自伝と言えば自伝なのだが、圧倒的多数のビジネスマンとは違った生き方をしている一人の人間の、しかもかなり「濃い」自伝なので誰が読んでも純粋に面白いと思う。音楽をやっている僕は特にひきつけられ、思わず手にとってしまった。
僕は坂本龍一のソロ曲や出演した映画、YMOでの活動のような、有名な一部分だけは知っているが、実は彼がどう生きてきたのか、コアは何なのか、音楽をどう考えているのか、そうした部分は全く知らなかった。そういう点でも興味津々だったのだが、読了しても正直良く分からなかった。人間だから当たり前なのかもしれないが、いろいろな面がありすぎる。思想が哲学的だったり、挑戦的だったり、ヒーロー的だったり、冷たいような部分があったり、やはり芸術家だったり…。幼い頃から作曲を学んで芸大へ、というコースをベースにして培われた音楽観ではないような気がするし、でもやっぱりルーツはクラシックと呼ばれる領域のピアノ音楽だったりする。結局良く分からないので、ますます今後の彼の生き方に興味が出てきてしまった。平凡な言葉しか浮かばないが、味があるな…と思った。
坂本龍一と僕とでは生きた時代が違うということがもちろんあるのだが、僕とか僕の世代の人間って何か「薄い」気がする。相対的にだけれど。本書を読んでいて、一人の人間の人生の振り返りと自分とを照らし合わせていて、そう感じずにはいられなかった。僕が平均値ではないし、逆に僕は僕の世代の薄っぺらい人代表だったりする可能性もないわけではないのだが、坂本龍一対僕というわけではなく、彼の世代対僕の世代という比較で何かそういうものを感じる。
一つ思うのは、僕の世代では圧倒的に単位時間あたりの情報量/選択肢/自由度が、多い/高いということ。物理的な時間が同一なとき、その差は一つひとつの事象/体験の濃度として表れてくるのだろう。本書を読む前から思っていた、というか危惧していたことなのだけれども、人間だとか生き方だとかそいうものが全体的に薄くなっているような気がしてならない。また、じっくり何かを考えるための時間を環境に剥奪されているような気がしてならない。ここではあまり多くは触れないが、この辺りは自分の中で今hotなトピックになっている。hotなだけでなく少なくとも自分にとっては結構大事な観点でもあると思っている。
さて、閑話休題。本書の内容に戻って、印象に残ったところを3点ほどメモして終わろう。
まずは、"はじめに"から。思わず頷けた一節。
『ルールを覚えて、そのルールどおりにものごとを並べる。たぶん一般的に、成長するというのは、それができるようになることなんだろうと思います。でもぼくの場合、それに対する齟齬が、いつもいつもあった。学習すればやれるようにはなるけれど、何かちょっと生理的に、そういうことがぼくには合わないようです。』(p9)
この一節の前半部分には「成長するというのは…」ということが書かれているが、それ(成長)に対しては多くの人が一家言を持っていて、いろいろな意見があると思う。「成長」を人生の生きがいにしているなんて言う人はたくさんいるし、そういう人から言わせてみれば、ルールどおりに云々なんてとんでもないこと言っていると思うかもしれないが、僕は何だか分かる気がする。芸術ってそういうもんだよね。ビジネスをはじめいろいろなフィールドで成長っていう概念はあるけれど、芸術においてはあんまりないかもしれない。成熟はあっても。
正しいかどうかは言えないのだけれど、「成長」について端的にぽろっとこういう言い方ができるところも面白い人だなと思う。
2つ目はこれ。
『音楽が「わかる」とか「わからない」とかいうのはどういうことか。それは民族音楽を考えるうえでも面白いところなんですが、簡単に言ってしまうと、文化的な背景がまったく違うところの音楽は、聴いてもほとんどわからない。』(p130)
ふむふむという感じ。ということは逆に、音楽を分かり合ったら、それから来る感情を共有できたら、少なくともある程度は文化的な背景が似てるっていうことだね。そんな気もする。そんなこと考えて、僕の好きな音楽が愛される街にでも行ってみようか。
最後は以下の部分。
『人は非常時には、普段から切り捨てていたようなレベルの情報もすべて拾うようになります。全方位に過敏になるんです。そうすると、音楽というものはできなくなってしまう。感覚の許容量を超えてしまうんですね。音楽が消えただけでなく、あの騒々しいニューヨークで、音がしなかった。誰もクラクションを鳴らさないし、ジェット機も飛んでいない。ものすごく静かでした。針が落ちただけで人が振り向くぐらいのぴりぴりした感じが、ニューヨーク全体を覆っていた。そんなときにもし誰かがギターなんか弾いたりしたら、殴られかねません。ああ、こういうふうになるんだなと思いました。』(p220)
感覚にゆとりがないと音楽なんてできない。確かにそうかもなぁ。実はこの部分の後に、葬送のシーンをもって初めて音楽が復活したと書かれている。極限状態では音楽は人の心に入り込む余地もないけれど、またその扉を開くのも音楽の役目だということか。人の心に入り込んで感情の拍動を促すような、なんかそういう音楽でも仕事でもやりたいなと思う。
Monday, March 09, 2009
音楽は自由にする
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Thursday, March 05, 2009
スペインの穴ぼこ建築
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面白いものを見つけた。この office いい。
まだ建設中らしいのだが、非常に美しい。"穴ぼこ"の空き方に何だか"生"を感じる。水の中で空気吐き出したらこんな感じになるよね。
しかしまぁ office っていうのがすごい。総工費は €6.4mil ほど(8億円ぐらい)。
建築事務所はスペイン(バルセロナ)の estudio barozzi veiga :
http://www.barozziveiga.com/
スペインと言えば Gaudi の国。ワクワクするような建築物が数多くある。オランダの建築も好きだけど、やはりスペインに行きたい。第2外国語はスペイン語かな…
こちらもスペイン。Basque Health Department Headquartersというらしい。
周りの classical な建物との対比が新鮮。コーナーにこれがあると、街の印象はガラリと変わる。それがいいか悪いかは別として、単純に面白いと思うし刺激される。
こちらの建築事務所は coll-barreu arquitectos :
http://www.coll-barreu-arquitectos.com/
穴ぼこofficeといえば、青木淳の SIA AOYAMA BUILDING があるじゃないか!
確かテナントビルだし、起業して入ったら穴ぼこな暮らしが可能。賃料どれくらいだろ…
SIA AOYAMAのデザイナーは青木淳だけれど、シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(SIA)はこれで2008年度グッドデザイン金賞受賞。いい仕事してるじゃないですか。
青木淳のコメント
「一日の中でもっとも滞在時間が長い(ことが多い)オフィスで実現したかったのは、制御された快適さよりも、例えば自然を前にした時に感じる、自由な振る舞いが保障される距離感だった。」
にウチの会社の経営陣も心を打たれ、新HQ建設!というような奇跡の流れが起きることを祈る。
青木淳建築計画事務所:
http://www.aokijun.com/
最近感性乏しい四角いビルの中での滞在時間を積み上げ過ぎなので、息抜きに建築の話題を。
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Monday, March 02, 2009
仕事は楽しいかね?
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仕事は楽しいかね? <Dale Dauten>
昨年末にプレゼントされた、ありがたい本。
読んでから大分経ってしまったが、忘却曲線の彼方へ行ってしまわないうちに簡単に記録しておく。
タイトル・表紙から感じられるイメージ通り、ほのぼのとしたストーリー仕立ての自己啓発本。
構成はユダヤ人大富豪の教えにも似ていて、筆者が伝えたいことを物語内の「すごい人」に語らせる。数ある自己啓発本のように筆者がダイレクトに主張してもいいのだが、「すごい人」を置くことで読者に伝える力が増す。ユダヤ人大富豪の時もそうだったが、たまに読むとすんなり教えを享受することができていい。
内容はというと、「とにかくtryし続けよう」というシンプルなもの。今まで読んだ他の多くの本に書いてあることがほとんどなのでメッセージ自体は既に僕の中に染みこんでいるが、こういうのは何度上書きしてもよくて、モチベーションは上がる。課題は如何にして日々の行動に落とし込むかというところにあるが、そのためにはまず、本でもいいし人からの刺激でもいいし、何でもいいけれど、メッセージや学びを心の奥底ではなくて前面に出しておけるような定期的確認が必要。本書はリラックスした文体でその一助となった。
そのようにして今回再確認できて、これからも意識していこうと思っていることを以下メモしておく。
①他人の過去を生きるな!
これは常日頃から僕が思っていることで、自分の中ではかなり大事にしている発想。
本書にも同じような内容を言っている部分があった。
『きみは模範的な人の真似をしようとするけど、それはある一つの道をたどってほかのみんなと似たり寄ったりの考えに行き着こうとしているにすぎない。さらに悪いことには、模範的な人に話を聞くと、彼らは往々にして自分の歩んできた道のりを整然と語って、プロフェッショナルとはかくあるべき、みたいに思わせてしまうんだ―――別な表現をすれば、それこそが成功への決まった方法でもあるかのように思わせてしまうってこと。』(p74)
まさしく。そして周囲にそういう人生の先輩の多いこと。
時代も違えば人生の価値観も違う。一人ひとり生きることのmissionが違うんだから、人生という広大なストーリーにおいてベストプラクティスなんて本質的には存在しない。ある狭い範囲の物事(例えば特定のフィールドでのビジネス)に対してはベストプラクティスが存在することは多いし、ある特定の能力に注目したりすれば誰かをベンチマークとすることもできる。しかし一人ひとりの人生全体には決してそうした手法は適用できないと思う。人からのアドバイスを活かし、本や歴史から学びながらも、結局自分の幸せを創るのは自分なのだ。
②クジを引く回数を増やすという簡単なこと
世の中には案外超ローリスクで何度でもチャレンジ可能なものは多い。日々の仕事でもそうだったりする。ただどうしてか、自分も含めて、何度でもトライ可能なのにトライしない人が多い。1回1回のわずかな痛手・労力から逃げているだけなのだ。1回の試行の成功確率を高めるということは並大抵の難易度ではないのに、それをうんうん唸って考えたりする。考えるだけは楽だからだ。どんなに論理的・戦略的に考えても、人生における数々のトライにおいて人は失敗する。結局運とか縁とかそういうものにはなかなか勝てないからだ(勿論勝つ人もいる)。そしたら答えはホントにシンプルで、トライし続けることに尽きるんだよね。それができない場合は何らかの意識の転換が必要。全てはそこから始まる。
③自分は並みの人ではないと思え!
『他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、"並みの人"をやめることだ』(p83)
世の中頭がいい人はごろごろいるし、才能豊かな人、尋常じゃない努力家もいくらでもいる。頭の良さでも勝てない、才能面でもだめ、自分には仕事以外のこともあるし100%の時間を捧げて努力することなんてできない…とか思い始めると何もできなくなる。確かに個々の能力とか、時間のかけ具合とかで number one や only one になることはキツい。でもそれは必ずしも必要ない。実際に世界に自分より能力の高い人間がいようが、関係ないのだ。その人が自分を並みの人だと思ってしまっているために能力を発揮できていないかもしれないし、チャンスは無数にある。自分が並だと思ってしまってトライしなくなったらその時点でチャンスは全て手の中から消えてしまう。日々自分の至らなさを知り、謙虚に反省しながらも、決して自分は並だと思ってはならない。
④完璧という名の限界成長点
『"完璧とは、ダメになる過程の第一段階"ってことなんだ』(p88)
これはついついやってしまう。「よし、完璧」という具合に。
本書を通してこの言葉が一番効いた。同じようなことをどこかで読んだり聞いたりしたことはあったが、実際全然毎日意識できていなかった。日々未完成なものを並行させて仕事や生活をしている中で、自分が当初目標として定めていたものを完全に達成すると、その達成感に浸って終わりにしてしまう。"完璧"と思うことによる達成感は他の未完成なものに継続して取り組む原動力となるし、それがなければモチベーションコントロールも難しいのだが、やはり本質的には"ダメになる過程の第一段階"なのだろう。この辺りの精神的capacityを拡げていくのは一朝一夕では難しいが、要注意点として常に意識はしておこうと思う。
他にもいいこといろいろ書いてあったけれど、とりあえずこんなところにしときます。
あまり欲張ってもしょうがないので。また悶々としたときにでも読み直します。
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Saturday, February 28, 2009
軽い金融本
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①債券取引の知識 <堀之内朗・武内浩二>
去年夏のふとしたきっかけで職場の大先輩から頂いた本。
日経文庫は相当種類あるけど、実は1,2冊しか読んだことがなかった。本書を読んで、殺風景なイメージから、意外といいじゃん!というイメージに変わった。
部数の出ている本は必ずしも内容が素晴らしいとは言えない。宣伝コストをかけて売られた結果であることが多いし、その分が本の値段に乗っかっている。勿論出版社にとってはきつい時代で、とにかく本が売れなくなってきている。世に送り出す冊数を絞ったり、マーケティング色を強めたりするのも無理は無い。しかしその一方で飾り気はないが内容のある本というのが埋もれてしまうのは非常に残念だ。日本でも急激に数が多くなったブログでの紹介やAmazonのレビューなどでそういう本にリーチすることはできるが、やはり時間も限られたビジネスパーソンなどは簡単に纏められた本、話題の本に手を伸ばしがちだ。言うまでもなく「楽・早」だからだ。webが進化し、「楽・早」を追求することは簡単になった。確かにそれもいいことではあるし、チャンスも増えるかもしれないが、ファストフード店の台頭を見たのと同じような感覚が僕の中に少なからず芽生えている。
本書の中身はというと、金利の仕組みから債券市場まで幅広く説明されている。説明の仕方が上手く、初心者にはもってこいのレベル。突っ込んだところまで理解できる類の本ではないが、全体を見た上で今後何をスポット的に勉強すればよいのかが分かる。僕は仕事で債券のことを考えることはほとんどないが、デュレーションについてはもう少し研究してみたいところだ。債券を含んだポートフォリオ管理には欠かせないはず。
全体の仕上がりとしてはコンパクトで非常にいい。どうせ内容の8割はすぐ忘れるだろうけど、読み返したい1冊。(昨年末にだらだら読んだのだが、もうすでに結構忘れている…)
②いちばん面白いデリバティブ練習帳 <永野学>
こちらは確か発刊日にたまたま買ったものの、あまり読むモチベーションが湧かずに放置されていた。練習帳という題名が面白そうだったのでろくに中身も見ずに買ったのだが、実際ストイックに練習問題をこなすというよりは、非常に感覚的な本。ここでこの例えを使うのか?!と思ってしまうような奇抜な発想が散りばめられていて、ハマる人にはハマる。例えを使った説明というのは、説明を受ける側の頭とマッチしたときには高い効果を生むのだが、逆にマッチしないときは全然伝わらなかったりする。扱っている内容がデリバティブの世界の表層部分なので、理解できないということはあまりないだろうが、本書もその類の本だと思う。
金融関係の本を多読する友人が面白いことを言っていた。(彼は同じような内容の本をいろいろ持っているのだが、)様々な著者による様々な角度からの説明が一つの対象の理解を促すのだという。上述の通り、人間には自分にしっくりくる説明のされ方というのがある。それに効率良く出会うには同じような内容の本をテンポよく読み漁るということらしい。分かっている部分も多い中で同じような内容の本を買って読むということはお金も時間もかかり無駄に思えるが、躓いている部分を効率良く飛び越えられるだけでなく、分かっていると思っている部分も勝手に復習できているため、勉強法としてはきっとなかなかいいものなんだとも思う。
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Sunday, February 22, 2009
PSYOP=good, 花粉=bad
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最近、時期的な要因で仕事が多く、前回から大分間が空いてしまった。
久しぶりということで雑記的に。
▼赤坂が良い(かもしれない)
赤坂Bizタワーの高いところにある某社に今月3度程足を運んだのだが、雰囲気が気に入ってしまった。
赤坂はあまり縁のない街なので、ハッキリ言って音痴(店が分からない、良さが分からない…)だった。断片的なイメージと言えばTBSのオールスター感謝祭でのミニマラソン、高級料亭、飲み屋街。そこに赤坂サカスというけったいな名前のエリアができて、新しさと古さが錯綜した街という印象を持っていた。
今回、Bizタワーを訪れていいなと感じたのは、「飲み」にしてもいろいろなオフの仕方が狭いエリアにあるということ。あくまでもBizタワーに勤めたらという前提なのだが、まずオフィスは駅直結で、洒落た低層階フロアを抜けてすぐに辿り着ける絶景付きのもの。高層ビルで外界と離れしっかり仕事をした後は、気分転換に行きたくなるが、サカスエリアにはこれまた小洒落たBarがあって心地よく酒が飲める。一方でちょっとエリアから離れればガチャガチャと飲み屋が並ぶ街並みが拡がっていてラフに飲める。歴史を漂わせる店も多くなかなか深い。
まぁ毎日だったら飽きてしまうのかもしれないが、良さが少し分かったので今後もうちょっと活用しようと思う。千代田線っていうのも個人的にはそう悪くはないので。
▼今年は早い、花粉が。
春一番が吹いた日、目と鼻が反応した。今年は異常に早い。2月中旬から花粉ケアを考えねばならないのは本当にうっとうしい。最近花粉症に対する抗ヒスタミン剤関連でインペアードパフォーマンスという言葉が世の中に広く浸透してきたが、僕にとっても忌々しき問題だ。自覚はかなりある方で、特に市販の薬を服用すると相当眠くなる。しかし薬を飲まなければもはや仕事にならないので致し方ない。またこの時期辛いのが年度を跨ぐ際の歓送迎会の多さ。花粉症の薬+アルコールはかなり効く(もちろん別の意味で)。
コンクリートに囲まれた環境は花粉症患者にとって良くないし、慢性的な睡眠不足もまた症状を悪化させる原因となる。即ちかなりアウェーでハードな戦いとなるが、できることをやってしっかりと立ち向かっていくという想いを胸に、花粉たちに宣戦布告する。
一方で不謹慎ながらも、国内花粉症患者の増加は歓迎だ。大きなものを動かす際にもっとも手っ取り早い方法は「数」を集めることだ。患者割合がある閾値を超えたとき、急激に日本は花粉症患者フレンドリーな社会になるだろう。
▼PSYOP
日本では Coca Cola のCMで見れるが、PSYOP(NYの映像制作会社)のクオリティーが凄い。
以下Siteに過去の作品が公開されているのだが、観すぎてしまった。日本のCMもこれぐらい美しいものがもうちょっと多く入っていてもいいと思う。
PSYOP : http://www.psyop.tv/
ざっと観た感じだが、次の5つが特に気に入った。音のチョイスもなかなか。
面白いねぇ、こういう仕事。
・T.RowePrice
・Stella Artois
・HP
・Fernet
・Audi
かなり有名なようで知っている人も多いと思うけれど、まぁお暇なときにPSYOP CMサーフィンしてみて下さいな。全部観ても大した時間かからないしね。
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