Monday, October 15, 2007

世紀の scientific horror シリーズ

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リング <鈴木光司>

「リング」シリーズの1作目。これだけだとただのホラー小説。
是非続きを。

らせん  <鈴木光司>

2作目。単なるホラーからサイエンティフィックな内容へと脱皮する。
人間と「新生命?」との戦いが描かれる。
ここまででも十分面白いが……次作抜きにはこのシリーズは語れない。。

ループ <鈴木光司>

衝撃の3作目。シリーズはこのループで絶頂を迎える。鈴木光司のもつ壮大な世界観が存分にあらわれている。
この手の話は僕は「怖い」と思う。リングでの化け物「貞子」にはこういう怖さはない。もしかしたら僕たちの世界もそうであるかもしれない恐怖。。そんなものを感じずにはいられない…

バースデイ <鈴木光司>

完結編の第4作。ループで絶頂を迎えたシリーズはバースデイで急激に収束する。
個人的にはあってもなくてもよかったのがこの第4作。
しずかにシリーズを読み終えたい人に。1冊全体が epilogue です。



僕がこのシリーズを読見始めたのは中学だか高校だかの頃。
あの頃、「らせん」の面白さは bio に対する興味が芽生える大きな要因となった。そして月日が経って「ループ」を読んだときには世界観が変わりかけた気がする。それほどの衝撃だった。

大人になった今でも、鈴木光司のこのシリーズはハッキリと僕の脳内に焼きついている…

読んでない方、または、内容が大幅にデフォルメされた映画版しか観てない方はぜひこの名作を手にとってみてはいかがでしょうか。

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