Friday, December 28, 2007

Oscar Peterson

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A Summer Night in Munich

オスカー・ピーターソンを初めて聴いたのはこのディスクだった。
jazz を聴きたての頃だったが、すっかり酔いしれてしまったのを思い出す。
#5.サテンドール , #6.ラヴ・バラッド は言うまでもなく、比較的親日家として知られるピーターソンのオリジナル曲である #8. スシ は何度聴いても最高。まさに
jazz へのいざない、そしてオスカー・ピーターソンの世界へのいざないとなった。後で知ったことだがピーターソンは93年に脳梗塞で倒れ、このアルバムのレコーディング時には左手にまだ不自由があったのだ。それなのにピーターソンの音楽は圧倒的に自由だった。

そんな jazz piano 界の巨匠が12月23日夜、トロント郊外の自宅で逝ってしまった。82歳だったらしい。世界は今年、3大テノールの1人であるルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)も失ったが、このような真のアーティストの死は残念で仕方がない。

“鍵盤の皇帝”などとも言われたピーターソンだったが、テクニックの素晴らしさもさることながら僕はその happy な演奏スタイルが好きだった。スタンダードをやっても自作曲をやっても、なんだか happy な雰囲気がバックにあるような感じがするのだ。そのスタイルが jazz 本来のものなのではないかとも思えてくるぐらいだ。

今日は僕が聴いたピーターソンのアルバムのうちいくつかをここに載せて、ピーターソンの音楽を思い出すことにする。

  

Ⅰ)酒とバラの日々 ~ベスト・オブ・オスカー・ピーターソン~
Ⅱ)We Get Requests
Ⅲ)ソロ

   

Ⅳ)いそしぎ ~ベスト・オブ・ジャズ・ピアノ~
Ⅴ)Oscar Peterson Plays The George Gershwin Songbook
Ⅵ)Oscar Peterson Plays the Cole Porter Songbook

  

Ⅶ)Night Train
Ⅷ)Oscar In Paris: Oscar Peterson Live At The Salle Pleyel
Ⅸ)Blues Etude
 

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